チャンコの道楽

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カテゴリ:HIROSHIMA CUP '89( 8 )

HIROSHIMA CUP '89 vol.7

【 1989/07/17 】 29DAYS

昨夜のワッチの時に落ちた風がまた上がっている、9~10kntの風
艇速6~7knt、コース変わらず310°
0630の時点で98.5マイル走っている、目の前は本船航路らしく
貨物船やタンカーが豊後水道の方からやってくる、後ろから来る
タンカーとは10°の方向で位置変わらず、ワッチを続けるが
相手のほうが前を行く、近くで見るとやっぱりでかい
当然、引き波もとても大きい、ハルには大きく日の丸がペイント
されている

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ヘルムを交代すると今度は前方より漁船がこっちに向かって来る
スターボ側から寄せて来て話しかけてくる、ハワイから来たことを
告げ宮島まで行くと言い、潮のことを聞くと130°までこの方向で
そこからは上げているとのこと

風は少しずつ落ち5~6knt、艇速3~4kntになる
薄雲はあるものの以前に比べると暑さはなくなって海の色も
幾分黒っぽくなってきた
などと考えながらヘルムを握ってたら2時間近く経ってた

ロールコールでキアロア、MIX MAXとともに133°線上に縦に
並んでるようだ、この分だと明後日にはフィニッシュかも(希望)

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昼はほとんど寝ずにマストステップの日陰でラジオを聴いて居た
懐かしい中島みゆきの歌が流れてる
短波ラジオのチャンネルを直そうと分解するが直せなかった
そうこうしている内に1400のワッチの時間、風が前に廻ったので
No1ジェノアを揚げる、風速5~6knt艇速4knt
上空を多分沖縄に行くのだろうF4Jが2機飛んで行く、後続機は
水平できりもみしながら飛んでる

前方にあった雲の下に入る、だいぶ涼しい、テルテールを
合わせるにも風が弱くうねりもあって精神的に良くない
ワッチ明けとともにコーヒータイム、その後すぐに夕飯の用意を
する、赤飯とアサリの味噌汁、マーボー春雨とさん蒲で赤飯が
半分熱が通らず硬かった
風が上がってきたのでハイローラーを揚げる

5~6kntで快走だったが前方にカーム、見る見るうちに近付き
ストンと止まった、するとまた風が追い付いてきて少し走る
するとまた風を追い越して止まる、その繰り返し
No1ジェノアを揚げる

ハイローラーのソーセージを作り日記を書きにデッキに上がる
水平線と雲の隙間に陽が落ちて行く、その隙間を真っ赤に
染める光景はとても綺麗で、それを見ながら薄暗い中ブームと
デッキの白さの中で、ほとんど感でこれを書いてる

潮流表を見ると瀬戸内海入口の佐多岬の速吸瀬戸では最大で
-4.6knt、次の大畠瀬戸では最大-6.4knt(19日)の逆潮がある
それを喰らうと進まないどころか戻されてしまう
でもそれ以前に今乗ってる黒潮のベルトコンベアーから豊後水道に
入れるかどうかが心配だ、風が無ければそのまま乗り続けて
足摺を越えて行ってしまいそうだ

風はばたばた変わりゼノアをフリーにして風を見る
何とかスターボートタックに落ち着き風も少し出てきて徐々に
走りだす、後方5時と7時の方向の雲が光る
風が8~10kntに上がる、吹き出しとともに後方の空が真っ黒に
なり時々ストロボをたいたように明るくなり、どんどん近付いて
来る、雷は東に移動しているが真っ黒な雲はほとんど”波切”の
上を一緒に進んでいる、その雲からの吹き出しが今の風で
このまま行けば相当な距離を稼げるはず、ただ背後の稲妻は
それなりに恐ろしい

平均7.5knt走った、ヘルムを代わるさらに風は上がって艇速8knt
リーチングのセールトリムは楽で10kntの風で8knt出る
これで一気に佐多岬に近付く、デッキ上ではばたばたと雨の用意
落ち着いたところでバースに入る

POS 31°03′N  133°22′E [JST0800]  SW-2-b
295°90.7マイル  340P~310P
WATCH 0600~1000 1400~1700 2100~0000
足摺まで 349°101.7マイル


【 1989/07/18 】 30DAYS

4時の方向にFL(2)30Sの光、まさしく豊後口の沖ノ島の南側の
灯台の光だ、風10knt艇速7~8kntで走っている
風が前に廻りNEに、スピンダウンでNo1ジェノアに替える
沖ノ島の全容が薄く浮かびあがる、その左にも薄っすらと
山が見える、高知の山々だ何となく匂いも磯の香りがして来た

漁船が一隻漁をしている、エンジン音が懐かしい、何故か日本の
漁船の音って感じがする
ここまで101.4マイル(0400)走った、そこそこの距離だ
明後日の朝にはフィニッシュ出来そうだが潮の影響も関わるので
確実なラインが引けない

台風9号が沖縄に居ると言うが
そういえば、昨日の夜ランナーブロックにぶつけた頭が痛い
結構大きなコブになってる
0800のロールコールを聴きながら寝てしまったがキアロアとの
差が開いたらしく沖ノ島の手前30マイルに居るらしい

1100ワッチに起こされるポート側に崖、スターボ側に二つに割れた
先ノ瀬があった、日本の景色だ
ただここから動けないらしい、先ノ瀬に向けて3回走っては行く
ものの落されて元の位置に戻ってるらしい
見てると結構辛そうなので昼食のカレーそばの用意をするために
キャビンに降りた

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1200急に海面がシャバシャバと波立って来た、潮が最大になって
きたらしくとても不気味な感じがする

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No1ジェノアを観音にする、ほとんど進まない
風が8kntまで上がってきたので0.75スピンに替える
対地で2~3kntは出るようになった
目の前には鯛の一本釣りをしている漁師の船団、真追手のため
コースを変えられない仕方ないがその船団の中を突っ切ることに
漁師もア然、手を止めてこっちを見てる、一応謝りながら進む

1300ヘルムを代わる、10kntから次第に風も上がり艇速も4~5knt
まで出るようになった、なんとか抜け切った

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1センチ以上伸びた髭を剃った、はじめにハサミで切って
それからカミソリを使って剃る、すべすべになった顎に
違和感を感じる

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やはり海は余り綺麗では無かった、ところどころ潮溜まりには
大量のゴミがありそこをひとつひとつ交わして進む
2時の方向に水ノ子島を見つける、その辺りを頻繁に本船が
通っている、佐多岬まで355°、19マイル、1900の最大の上げ
潮に乗って一気に瀬戸内海に入りたいものだ

南の風は意外と安定して吹いてくれた、海水が冷たいせいか霧が
出ている、本船が2隻霧中信号を鳴らしながらポート側を佐多岬
方向に進んで行く、薄っすらではあるがその山々が見えてくる
いよいよ速吸瀬戸だちょうど安全法適用海域の境界あたりで
潮が大きく暴れている、鳥山が出来てる

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急に風が上がる、瀬戸内(伊予灘)に入ると湖になると思って
いたら12~15kntの風で艇速7~8kntで走る、山からの吹き下ろし
がちょうどストールして強くなって吹いているようだ
SEの風ただ少し沖に出ると風が全くなくなり船はピタッと止まる
それでも佐多岬ははるか後方にある

沖出しすると風が無くなるので岸寄りに走りながらも、風が
弱くなって来たらタックをして岸に寄せを繰り返しながら進む
青島まであと10マイル、GP FL(2)8Sの灯台も11時の方向に見え
もう諸島水道も近い、ただ潮が転流するのは19日0345なので
それまでは越えられない
そういえば速吸瀬戸は1730に通過したがちょうど上げ潮に転流
して1時間半後だったので早く抜けられたのかも

いよいよ明日はフィニッシュ?

POS 32°58′N  132°13′E [JST0800]  NE-1.5-c

WATCH 0400~0700 1100~1400 1800~2100


【 1989/07/19 】 31DAYS

0040目が覚めた、カップラーメンを作ってデッキに出る
スピードメーター”0”、青島と大水(小水)無瀬島の間で
0000頃から漂ってるらしい、0100からの1時間では1マイル戻された
何度かタックを繰り返して何とか大水無瀬島を交わせそうだ
コース350°、少しずつ風が上がってやっとプロパーの15°まで
上れるようになる艇速も5~6kntになりあとはオンラインで2時間
走れば諸島水道、上げ潮最強の+4.8knt(0635)に間に合う
その潮に乗れれば一気に広島湾に入れる、そこでヘルム交代

キャビンに入りチャートをとる、良いコースで走っているが
やはり流されてる、ヘディングを10°に変更

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スターボ側に由利島が見え、ポート側に沖家室島が見えて来た
そして前方には大石灯台が見える、片山瀬戸に入って風が落ちる
朝靄の中ボートのエンジン音が聞こえてくる、どんどん近付いて
来る良く見るとコミッティのボートだ
”お疲れさまー、もう少しです頑張ってくださーい”と言いながら
差し入れのビールをもらうが寒くて余り旨くなかった
後続艇を探しに行くとコミッティーボートは行ってしまった

ちょうど上げ潮最大の時間と風が少しあったので諸島水道を
抜けられた、またも海面はザワザワして小さなうず潮が何か所も
出来ていた、諸島の島影に一本釣りの漁船が集まってる
風を拾いながらタックを繰り返して上っていく
正面に大黒神島が見えて来たポート側に甲島、その手前から
なかなか抜け出せない、風は4~5knt艇速2~4kntで残り18マイル

1000からのヘルムの時間プレスボートが向かってくる、慌てて
ユニフォームに着替える、スキッパーにヘルムを渡そうとしたが
ワッチのままで行こうとそのままのポジションで撮影
色々なアングルで相当な枚数を撮っていった、結構緊張した

宮島が見えて来た、手前にある島の左側を通過するコースで
進むと潜水艦が停泊中デッキに数名の船員がこっちを
見てる、敬意を表して微風の中ハイローラーを一度も潰さず
走り抜けた、暑いキャビンの中で最後の食事の用意をしてくれた
この暑さの中でカレーうどんは格別に旨かった

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宮島を左に廻り込んで行くが風も廻って来てるのでそのまま
スピンランで行けた、前方のイケスのエンド目がけて走る
ラッキーなことに風がスロットでさらに上がってくる
ウインドセーリングで近付いてくる人が居る、真横まで来て
ジャイブしながら”お疲れ様ー”と声を掛けて行った
そしてイケスぎりぎりに寄せて行こうとすると伴走艇がポート側
に割って入って来た、もしかしたら浅いのかも知れないと思い
少し間隔をとって走ることに
後で聞いた話ではやはりイケスぎりぎりは浅かったようだ

風もさらに上がって来てガイを引きシートを出して走る
宮島をさらに廻り込みNo1ジェノアを揚げる準備
スピンンの軽風用シートに相当テンションが掛る、いつ切れても
良いように普通のシートを用意しながら上る、12kntのアビームの
風、艇速7~8knt、ゼノアアップ、ハイローラーを出しながら
ゼノアの裏でダウン、少しずつ廻り込みながら上ってフィニッシュ
ラインに向ける、クローズホールドまで引き込む

フィニッシュラインが見えて来た、ポート側の桟橋から沖の
大漁旗を揚げた漁船の見通し線だ
水深計を見ながら岸寄りに寄せてタックを繰り返す
風も変わらず艇速もある、最後に良い風だ
フィニッシュラインの先には大漁旗を揚げて出迎えてくれる
漁船がたくさん居る、そしてスターボ側には広島博の観覧車と
ジェットコースターが見える
厳島神社の大鳥居が見えた、さらにタックをしながらフィニッシュ
ラインに、15時10分27秒フィニッシュ

マストサイドからコックピットに戻る、”お疲れ様、お疲れ様!”
全員で握手、涙が止まらない、サングラスで良かった

ゼノアを降ろし掛けたところでプレスボートから撮影のため
セールを揚げてほしいと言われ揚げ直して走る

スキッパーのJIBダウンの声で素早く降ろす、次いでメインダウン
スライダーが途中で引っ掛かるだろうとマストに登り
リードするが結構手間取った

船を廻して桟橋に、大勢の人が拍手で出迎えてくれる、こんなに
多いとは思わなかった、桟橋に付けると
税関が乗り込んでくる、キャビンでスキッパーと通関手続き
その間デッキで待つ、手続きも終わり花束をもらい、次いで
シャンペンをもらって思い切り振って栓を飛ばす、もう止まらない
掛け合いながら次にもらったビールも思い切り振って掛け合った

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全身アルコールにまみれ、デッキにも酒が流れる、花束を持って
船を下りる、歓迎会場の赤いカーペットのステージに押し上げられ
インタビューを受ける
取材も終わり船の片付けに”波切”に戻る、酒臭いデッキを海水で
流し、私物を降ろしてから沖のバースに移動して上がる

運営側で用意してある山の上のコテージに送ってもらいまずは風呂
ハワイでもずっとシャワーだったので1ケ月半ぶりの湯船だ
レース中では全く考えられない、贅沢にも頭から何杯もお湯を
かぶり全身を洗うが3回目にしてやっと石鹸の泡が立った
最高の気分で風呂を出ると世話役の堀〇さんが気を使ってビールを
用意してくれていた、着替えを済ませ山を下りる
次にフィニッシュしたキアロアが桟橋に着いてる、税関が帰って
しまったので船から降りることが出来ないらしい

”山一”(食堂)で夕食、まずはビールで乾杯、刺身にレース中不足
したビタミン補給に山盛りの生野菜、天ぷら寿司、これでもかと
食べてお開き、コテージで少し落ち着いて飲み就寝

スキッパーがインタビューで”クルーが何も言わずに動いてくれ、
人間関係がとても良かった、感謝している”と、言ってくれた
ことがとても嬉しかった
”またこのメンバーでレースに出よう、もっと長いレースに・・・”
最高の日だった

POS 34°02′N  132°27′E [JST0800]
WATCH 0100~0400 0800~1100 1500~1800
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by 3757kazekozo | 2010-11-10 23:22 | HIROSHIMA CUP '89

HIROSHIMA CUP '89 vol.6

【 1989/07/10 】 22DAYS

滑り台でコーヒーの香りで目を覚ます、〇市さんがコーヒーを
煎れている、クラッカーにピーナツクリーム、チリソース、
コンビーフをのせての朝食

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薄く雲があり余り暑くない、しかし夜は湿度が高く寝苦しい
明日明るいうちに小笠原を通過出来そう
昨夜はセールチェンジなしでハイローラーで走り続けた
風は少し弱いが順調

30年前の今朝産まれ、いま南太平洋上で30歳の誕生日を迎える
ある意味この節目の日をこのような形で迎えることが出来て
なんて幸せなことだろうと思う、ヨットを始めた頃読んだ本は
太平洋を横断した人の話ばかりで、いつか自分もやってみたいと
思ってた、今回のレースを完走すればその航程の2/3をクリヤする
ことになる、そしていつか残りの1/3をクリヤ出来たらと思う
でも予定ではこのレース強い貿易風に乗って3週間で誕生日に
フィニッシュする予定だったのですが・・・

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風速15knt、艇速7kntでヘディング290°で多分母島と父島の間を
抜けることになりそうだ、あと221.4マイル

ロールコールでキアロアが”走った”デイラン233マイル
平均10kntで走ったことになる、経度で27′も負けてる
足摺まではまだ66.6マイル先行しているが油断は出来ない
小笠原~広島レースとして再スタートになりそうだ

風速10knt以下になり艇速も5knt以下に
ジャイブの時〇井さんがブームパンチで頭を打つ、ひどくは
なさそうだが内出血してるようだ
ピンホールだらけのハイローラーを風のない今のうちに修理する
そしてマストトップのハリヤードも少し切り詰めることに
そうこうしていると少し風がでてきた、スキッパーから艇速を
上げるために上っても良いとお許しが出た
でも、余りスピードにならない

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夕食は誕生パーティー、用意してあったシャンパンを開ける
なんとコップ1/3でほろ酔いになった、赤飯とマーボー春雨
そのままワッチに入る、少しずつ風が上がる12knt、艇速8knt
ヘディング290°、NHK第2が良く入る、菅〇さんが天気図を作る
小笠原E-1、良くないな・・・


POS 25°37′N  146°05′E [JST0800]  E-3-b
282° 182.9マイル  290S~240P~290S
WATCH 0600~0900 1300~1600 2000~2300
足摺まで 321° 809マイル


【 1989/07/11 】 23DAYS

なんだかとても眠い、そして寒いトレーナーを着る
スキッパーが日本茶を入れてくれた、身体が温まり目も覚めた
ラジオのスイッチを入れ音楽を聴く、NNEからNEに風が変わる
風速10~12kntで艇速6.5~8knt、ヘディング290°
7knt平均で走って夕方には母島と父島の間を通過する
14時頃にはランドフォールの予定、あと85マイルこのまま風が
吹いていてくれれば明るいうちに島が見れる

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風が落ちる8~10kntで艇速5~6knt、ヘディング310°少し上ってる
1153小笠原ランドフォール、10時の方向に見えるその後10分ほどで
先ほどの島の左、9時の方向に大きく平たい島が現れる
また、その5分後はじめに見た島のあたりに合計4つの島が現れた
ナビゲーションよりずっと南にある、チャートが無いために
兄島の北側を抜けるかどうか検討する、またGPSの衛星が無い
時間帯なのでスキッパーが天測をする

1330ジャイブ、母島と父島の間をヘディング250°で走る
船の前をイルカが横一列に並んで泳ぐ、その先には鳥山があり
海に飛来して行く、先ほどのイルカの群れはそこから右に急に
曲がって父島の方へ行ってしまった

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15時船舶電話が使えるエリアに入った、皆それぞれ家族へ
連絡をする
父島を右正横に見て足摺まで305°、620マイル日暮れまでに
見ることは無理なようだ、父島に近付くに従って艇速も落ちて
いよいよ2knt以下に

夕食のおでんを食べた後にエンジン始動2500rpmで造水機始動
数分後エンジンが停止、ポート側フロントの燃料が無くなった
エアー抜きをするがなかなか泡が止まらず3回目にやっと掛かった
造水機の圧力が通常のところまで上がったのでバルプを開けるが
フロートの”シューッ”と言ういつもの音がすると圧が下がる
20分間圧を上げ再度バルプを開けると今度は何とか造水し始めた

そして電話の順番が回って来た、まずはヨット仲間のス〇さんに
電話、キアロアとのマッチレースはレース速報を聞いて居たようで
知ってた、本当なら一緒に乗りたかったのに残念ながら新婚さんは
無理でした、それから自宅に電話、妹が出てそれから母に代わり
弟の嫁が心配して母のところに来てると言う、”生きてるよ!”
レーススタートの日にハワイで見送ってくれた時3週間で帰ると
言ってあったので遅いと思ったらしい・・・
あと5~6日でフィニッシュの予定、後悔はしたくないので
絶対に優勝しないと!!

デッキでは前線の影響で突風が吹く、No1ジェノアを揚げる
雨の中ジャイブ、そして風が後ろに回り0.75スピンを揚げる
まもなく風が落ちてスピンダウン、とてもハードでした
整理をしているとスピンポール先端のピンが戻らない
少しの間やっては見るが戻らない、身体が冷えてきたので
一度キャビンに入って着替えをすると途中で直ったと声が掛かった

デッキに出ると5時の方向に二見の街灯が見える
海面はまだ鏡のようにフラット、航跡がまるで海にアイロンを
掛けたようにずっと後ろまで平らに伸ばしてる
前線の影響でバタバタして天気図がとれなかったので
気象FAXを取った、見ずらいが確かに高気圧のど真ん中に居る

次に西之島をかわすべくコースをとる、艇速2knt、No3ジェノアで
観音で展開、真追手でヘディング275°
菅〇さんがワッチに入り自分のヘルムでジャイブ、ヘディング250°
北は高気圧の中心、西はキアロアの後ろ、南に行くしかなさそう
なので、直ぐにジャイブで元のコースに戻すことにした
足摺までコース306°で577.9マイル、やはりあと4日は掛かりそう

今日はとても疲れた、次のワッチは0600、腹も減ったので寝る

POS 26°32′N  143°11′E [JST0800]  NE-2-b
289° 166.5マイル  250P~300P~250S
WATCH 0300~0600 1000~1200 時差修正 1600~1900 2300~0200
足摺まで 304° 649.7マイル


【 1989/07/12 】 24DAYS

ワッチに起きると直ぐジャイブ、すでにハイローラーは揚がってる
風速は10knt、艇速も4~5kntと昨夜よりずっと良い
父島も視界から消え360°太平洋だ、ただフィニッシュも近付き
気合も入る、ジャイブもいつもより早い気がする

ロールコールでキアロアに2°も離され足摺まで71マイル負けた
ただ今日は艇速が3kntに落ちているらしい
高気圧がSWに下がりキアロアがその中に入ったからだ
”波切大王”は1014mbの等圧線に乗る位置にいて幾分かは走ってる
1030ジャイブ、コース300°逆潮があり対地で1kntしか出ていない
滑り台で横になるとスッと寝てしまった

1300ワッチに入る、デッキはもう日陰になってる
NWNの方向に西之島が見える、高さ25mから想定すると外周は割りと
大きい、手前には砕けた波の飛沫が大きく上がっている
向かって左側は台形で壁が切立っている、右側は少し低く外に
向かって高くなっている
昼食のもりそばを食べていると西之島の方向から飛行機がこちらに
向かって飛んで来る、スターンで右旋回する、保安庁のYSだ
もう一度戻ってきて同じように旋回して帰って行った
不審船と思われたのかも?

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風は8knt、艇速5~6kntで南からのうねりを受ける
また風が落ちる、6~7kntで艇速3~4knt、風向が安定せず
ヘディングが300~340°に振れる
2300ジャイブ、4人での作業はとても忙しいが風が無いので
何とか出来た、20分も掛かったので睡眠時間が減った
寒くてトレーナーを着る

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1800の地上解析のFAXを見ると高気圧が無くなってる
台風も進路を西に変えこちらに来る可能性が無くなった
運に見放されたようだ

POS 27°01′N  141°25′E [JST0800]  E-2.5-b
286° 99.5マイル  260P~300S~270P
WATCH 0600~0900 1300~1600 2000~2300
足摺まで 307° 557マイル


【 1989/07/13 】 25DAYS

とても寒く、眠い、デッキは露でびしょ濡れ発泡スチロールの
クッションを敷いて座る、お尻のかぶれも相変わらずで用心してる
から悪くはならないが良くもならない
風もスピードも昨日のまま、ちょっと目をつむるとスーッと
寝てしまいそうだ
0430空が白み始め、ヘルムの時間になると背中に陽が当たる
風が少し上がる10~11knt、艇速も平均5kntブローで6knt出る
艇の後ろにある積乱雲からの吹き出しかも

ニュータッチチャーシューにちょとこまる(餅)を入れて朝食
足摺まで468.6マイル、ロールコール一切入感せず、キアロアの
動きや他の艇の動きが全く分からない

1000からのワッチものすごく暑い、風が南に回って来た
1130ハイローラーも340°以下でないと揚がらなくなり
No1ジェノアに替える、艇の左右ともにスコール雲がある
南から8~10kntの風が吹き出し艇速も6~7kntまで上がる
昼食は冷やしうどん、毎日毎日冷やしうどんか冷やしそうめんで
いい加減飽きたな
いつもなら日陰を探すのに今日は日の当たっているデッキに
座っていてもさほど暑さを感じない
風も安定してS~SWの風となりキャビンにもその風が流れて涼しい
本日今のところ33.4マイル走ってる(1410)

滑り台で目を覚ます、ここはもう自分専用のバースになってしまった
風がついに4kntに落ちる、艇速2knt以下で0.5kntの時もある
カームにつかまった、海面も完全に角がとれて丸くなり
大きいうねりだけが来てはスターンを持ち上げ船底を船首方向に
進んでスターンを落とす、その繰り返しでスターンの泡は艇から
離れずいつまでもそこにある
ウインデックスはかろうじてある風の方向を指そうとするが
マストが大きく揺れそれについては行けずまるで風車のごとく
ぐるぐる回転するばかり
月はだんだん丸みを増して、あと5日で満ち欠けが1順する

POS 27°36′N  139°40′E [JST0800]  SE-2-b
290° 100.1マイル  290P
WATCH 0300~0600 1000~1300 1700~2000
足摺まで 311° 463.6マイル


【 1989/07/14 】 26DAYS

ヒールしているハルを流れる水の音がする、ワッチ交代の時
デッキは寒いと聞きトレーナーを着てオイルスキンのズボンを穿き
デッキに上がる10knt吹いてる、艇速も8knt出てる
セールトリムもこまめにやる、久々の快速でヘルムを握る手に
力が入る、30分もすると身体がすごく冷えてトレーナーも湿っぽく
なる、ワッチを終え転がるようにバースに入る
30分ほど寝ると左の腹が急に痛くなる、曲げても伸ばしても
摩っても全くダメでのたうちまわる、キャビンに下りて来た
〇岡さんから胃薬と鎮痛剤をもらいお湯で飲むと少し楽になる
たぶん胃痙攣ではないかとスキッパー、そのまま少し寝る

0830ワッチに入る、もう痛みは無い
今日のロールコールは良く入る、キアロアとの差はほとんど無い
足摺まで1マイル遅れてるだけ
昼食はカレーうどんにいんげんとにんじんの缶詰、あまり旨く
ないので半分食べて捨てた

1500からのワッチ、風変わらず8~9knt、艇速5~6knt風向少し
東に回る、1800に0.75スピンに替えるが1940にNo1ジェノアに
戻す、風が5~6kntに落ち艇速も2~3kntで何だかこの繰り返し
みたいだ、夕食はカレーライスにクリームシチュー、サラダ、
ソーセージ、食後にコーヒーを飲んで滑り台で寝る

風は相変わらず艇速もやっと5knt出る、月がとても明るい
リギンのカランカランという音とブームの鳥が鳴くような音
船の揺れ、重須の朝、漁船が引き波を立てて出て行ったような
感じがする


POS 28°32′N  137°22′E [JST0800]  SW-2-b
294° 134.6マイル  320P~300P~310P
WATCH 0100~0400 0800~1100 1500~1800 2200~0100
足摺まで 317° 338.1マイル


【 1989/07/15 】 27DAYS

ワッチに起きると、〇代さんがギャレーでラーメンを作ってる
”この揺れは走ってる揺れではなく停まってる揺れです”と言う
デッキに出ると海面はまっ平ら、艇速0、なんと3時間も停まってる
らしい、なんとか走らせようと色々とやったらしいがヨットは
風がないと進みません、暑い
漂ってる船の舵を持つのはとても辛い、たった1時間がいつもの
何倍にも感じられる

0800からのロールコール、やはりキアロアも走ってない
こちらの方が7マイル多く走った、予想外にMIX MAXが西寄りで
134マイル走って追いかけて来ている、早いうちに黒潮に乗って
逃げなくては
はえ縄漁のアナウンスが入る33°38′N、132°13′Eで半径5マイル
で操業中とのこと
JST0800の位置の設定と計算をして寝る間なくワッチに入る

昼食はまたそうめん、風無し、艇速1~1.5knt
4人が海に飛び込む、無理もないスピンも上がってないし風も無い
涼しいところはどこにも無い、動かなくても汗が出るしセール
チェンジをしようものなら滝のように汗が流れ出る
1500ワッチ明けに海水で身体を洗う、30分も垢すりをする
少し黒さが薄らいだような気がする、その後清水バケツ半分で
頭を洗う

夕食の五目飯、味噌汁、ソーセージをギャレーで作っていると
船の上を低空で飛ぶ飛行機の音、デッキに上がって見るとP3Cだ
4時の方向に1隻、11時の方向に1隻自衛艦が居る両艦ともこちらに
向かってくる、しばらくすると方向を変えて沖縄方面に向かった
なんとなく不気味な感じだった

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リーチャーからハイローラー、0.75スピン、No1ジェノア、観音
0.75スピンと90分でのセールチェンジ、トレーニングのようだ
思いっ切りハードでした

POS 29°11′N  135°49′E [JST0800]  SW-1-b
295° 90.7マイル  300P~340S
WATCH 0500~0800 1200~1500 1900~2200
足摺まで 325° 257.2マイル


【 1989/07/16 】 28DAYS

本船航路に入ったせいか貨物船、タンカーなどの往来が多くなった
マスト灯が2つ縦に並んで少し経つと緑の舷灯、そして船尾灯が
見えてくる、ほとんどこちらを避けてくれているようだ
こちらは艇速も無く舵がほとんど利かない状態、風速3~5knt
艇速2knt、この状態ではほとんどスピンで走ってると言うより
メインだけで走ってる感じ、ワッチオフでバースに入る

0830目が覚める、カップラーメンと柿の種で朝食
ロールコールでキアロアと共に漂ってるらしい、デイラン62.1マイル
MIX MAXはまた100マイル以上走ってる
1100からのヘルム、7kntの風で4~5kntで走る久しぶりの水を
切る音を聞く、アビームで目一杯身体を乗り出して首を曲げてたので
終わると頭がだるい感じで痛い、昼まで寝る

昼食に天ぷらうどんを食べると、またセールチェンジの応酬
延々と3時間たっぷりとするが結局は余り走らなかった
昨日から赤とんぼが船の周りで飛んでる、数も増えたような気がする
1700渋茶とおばあちゃんのぽたぽた焼きを食べながら日記をつける
タバコがあと15本しかない

夕食はかに雑炊、またしてもヘルムの時に食事の時間だ
310°アビームからリーチングの風4knt、艇速3.5~4kntでブロー
が入ると5kntまで上がる、海面はフラットで時々うねりがセールを
ばたつかせる、久々に走ってる

1930より水を作ろうとしたが圧力が上がらずスイッチが入らない
清水タンクの水はポート側の2センチしかない約18リットル
非常用のポリタンを含めても4日しかもたない、ポンプのオイルを
足したりフィルターの清掃もしたが結局ダメで、エンジンを
3500rpmまで回して10kg/c㎡まで上げてやっとスイッチが入った
するとスコールが来るとの声、雨で身体を洗うのもこれが最後かも
急いでボディシャンプーを持ってデッキに上がる
ポツポツと降り出すが途中で止むと海水を浴びるはめになるので
頭以外にシャンプーを塗る、案の定シャンプーが半分流れた
ところで雨が止んだ、仕方ないので次を期待してタオルで泡を拭う
そこへ第2陣が来た、何とか洗い流せてさっぱりした

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e0114543_1294071.jpg

エンジンは止めずに次のワッチオフまで6時間回すことにする
今度は燃料が持つかどうか
今のところ46マイル走ってる、現在7kntと快走中このまま一気に
豊後水道まで行きたいところだ
バースに入るとコーヒーが入ったと呼ばれ、飲んだ後寝ようと
するが結局そのままワッチに入る

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風速11~12kntまで上がり艇速も7~8kntで走ってる
南の空にはあと2日で満月になる月が1、2等星しか見えないように
明るく嫌がらせをしているようだ
ただ海面は月からの光が真直ぐこちらに伸びてきて”波切大王”の
ハルやセールを浮かび上がらせている、などと考えていると前方に
真っ黒な雲、前線の雲だ月が少しずつ隠れていってる
風速も4~5kntと落ち、艇速も2kntになってしまった
ヘディングも300°を維持できず310°に落ちてしまった

レース中何とか動き続けてくれた造水機、最後の仕事を終えた
水を造り続けてくれてありがとう


POS 29°59′N  135°04′E [JST0800]  SW-2-b
295° 90.7マイル  340P~310P
WATCH 0200~0500 0900~1200 1600~1900 2300~0200
足摺まで 325° 257.2マイル

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by 3757kazekozo | 2010-07-01 12:10 | HIROSHIMA CUP '89

HIROSHIMA CUP '89 vol.5

昨年の9月18日、”波切大王”のオーナーである大儀見薫氏が
大腸がんにより他界致しました、享年80歳でした
氏のご逝去を悼み、その功績に感謝し、11月7日1600(GMT0700)には
呼び掛けにより世界中の海の仲間たちの”八点鐘”が鳴り響きました
自分も”波切大王”のクルーとして国際レースに参加する機会を
与えて戴き多くのことを経験させて戴いたことに感謝するとともに
心よりご冥福をお祈りさせて戴きます

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【 1989/07/03 】 15DAYS

ワッチに出るとデッキが濡れている、少し降ったらしい
8kntの風で艇速5knt、空にはまだ真っ黒なスコール雲がある
だんだん風が弱くなり前に廻り、ついにスピンが開かなくなり降ろすことに
タートルのシートがスピンネットのシャックルのあたりで引っ掛かり
降ろすのに手間取っっていたが少しするとひとりでに半分位降りてきた
ランナーをかわして一気に降ろす
No1ジェノアを揚げるが安定せずヘディングを250°に合わせるだけ
ワッチオフにバースに入るが疲れたせいかなかなか寝付けない
30分程すると風速が20kntまで一気に上がり、大きくヒールしながら
水を切る音、その音を聞きながら寝た

今朝もまた暑い、風も弱い、ビスケットと麦茶で朝食
エンジンを掛け造水機を廻す、1時間後菅〇さんが止めようとしたら
電源が落ちていたらしいが、運転時間の表示を見るとちゃんと進んでる
水量も7センチあるので夕方の運転時に調べることにした
ワッチオフ、風が無かったので洗濯をした

途中ハイローラーを揚げてメインを降ろして真ランで走る
風も振れてきたので1400ハイローラーのタートルを外す
トップがはらんでフットが上がり扱いやすくなり、8kntの風で艇速6kntに
風が安定してきたところでワッチオフ、菅〇さんに替わる

食事の用意が出来たところでイルカが来た、バウで遊んでる
明るい時に来たのは初めてなので写真を撮る

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夕食はカニ雑炊、旨かった
1745から造水機を廻すが問題なく水は出来てる、ただ造水圧が自然と
上昇して停止してしまうことが判明した
ワッチ少し前にジャイブ、そしてまたジャイブ結局そのままワッチに入る
風は落ち傾向ヘルムを握る頃には7kntの風で艇速4.5kntに
なんとも辛い夜です

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POS 21°17′N  167°36′E [JST0800]  S-3-b
257°94.8マイル 250P~270S(1830J)
WATCH 0100~0400 0800~1100 1500~1800 2200~0100


【 1989/07/04 】 16DAYS


ワッチに出ると今日もデッキが濡れてる、2時間前にシャンプーが
使える程降ったらしい、清々しい顔をしてる
0545ハイローラーに替える、艇速が少し上がる朝日が背中に暑く感じる
半乾きの洗濯物をレーダー脚に干す
0700ヘルムを替わる10~12kntの風が吹いてる、艇速も7~8kntは出る
そして、ここからラン競争が始まった270°、6.5マイル

0800ワッチオフ、朝食はカップヌードル
1100のロールコールでキアロアに1マイル負けた

次第に風が強くなり12kntは吹くようになった、艇速は7.5から8knt
自分がヘルムを取る頃には8kntを越えるようになった
ラットがとても重い、でも波頭を超えて行くのであて舵を細かく
取らなくて良いのでその分楽かな
しかしチャートにはこの太平洋のど真中に未確認の岩があると載ってる
一応避けるためにヘディングを270°から250°に変更、艇速が6.5knt
まで落ちる、よってランは7マイルになった
その岩まではあと15時間位はありそう
次のヘルムで菅○さんは8.33マイルを走った、全員熱くなってる

夕食は釜めし、しゃけ缶、漬物、アスパラ缶、ニンジン缶

2100からのヘルムでは踏ん張って7.87マイル走った、とても疲れる

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POS 21°37′N  165°34′E [JST0800]  NNE-4-b
279°116マイル 250S~270S
WATCH 0500~0800 1200~1500 1900~2200

【 1989/07/05 】 17DAYS

0130オールハンズでジャイブの用意、少し様子を見ることにする
結局、No1ジェノアを揚げることに、南太平洋のど真中にある岩に
向かってまっしぐら、レーダーのスイッチを入れる
進路ポート側に写る影、距離は2マイル離れている
そしてスターボ側にも4マイル離れて黒い影、その間を抜けるしかない
よくよく見るとその影が動いているようにも見える
協議の結果スコールの雲の雨が映っているのでは、と言う事に
そしてその雨で身体を洗うがとても寒い
とうとう未確認の岩を特定することは出来なかった
船の廻りは雲だらけ、風も落ちNo1ジェノアのままで行くことに

コース270°風が少しずつ上がって来る
0500ワッチオフ、菅○さんにヘルムを代わりキャビンに入る
濡れているオイルスキンを拭きハンガーに掛ける
身体もさっぱりして気持ち良い、バースに入って少しすると
雨と風の音、ヒールしながら快走する音を聞きながら
今日は毛布に包まって寝る

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0900からのワッチ、デッキに出ると空は青く艇速も7kntと快走
1100からヘルムを握る、10~12kntの風で艇速は7knt
ロールコールで確認するとキアロアに15′先行する
昨日のカッ飛び競争が良かったのかも
でも少し上ってしまった、デイラン172.6マイル

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ブランチできつねどん兵衛を食べてマットの無い板のままの
バースで横になるとそのまま寝てしまった

時差の修正をする、1500よりワッチに入る
そしてまた競争が始まってる、クウォーターの風11~14knt
ヘディング270°、うねりはあるが安定してる
そのうねりに乗ってサーフィング9.3kntを記録
7.77マイル走って現在のところトップでワッチオフ

夕食はおでんと赤飯、さん蒲を食べる
2000少し前、涼しくて気持ち良い、エンジンを掛けて造水
少し横になる、その間○代さんが記録更新8.34マイル

今後のコース取りによっては孀婦岩がみれるかも知れない

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『ウィキペディア(Wikipedia)』より

POS 22°17′N  162°34′E [JST0800]  NE-3-bc
283°172.6マイル  270S
WATCH 0200~0500 0900~1200 時差修正 1500~1800 2200~0100

【 1989/07/06 】 18DAYS

昨夜より少し落ちてはいるものの相変わらず風は吹いている
NEの風12~14knt、背中にまた朝日が昇って来る
レースがスタートして今日で18日目、この生活もほとんど慣れた
社会復帰に時間が掛かりそうだ
足摺岬まであと1500マイル、コース292°デイラン150マイル
平均で走って10日、瀬戸内海で2日掛かるとしてゴールまで12日間
掛かる計算、ロールコールでキアロアとの差を更に離して34マイル
でも先はまだまだ長い、朝食は一徹に餅をひとつ入れて食べる
食べ終わるとスピンチェンジ、ハイローラーを揚げ艇速が上がる

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午後波は東から、うねりは北西から波高も2~3mになり
風も15kntを越えたので1.5スピンに替える
風が吹いていたこともあってデイラン190.6マイルと伸ばした
1600から次のワッチまで寝た

ちょうど夕食のタイミングで目を覚ます、かに雑炊とクリームスープ
塩辛、梅干で夕日を見ながら食べる
2000からコーヒータイム、星を見ながら鑑賞に浸る
”氷の入った水割りがあったら最高なのに・・・”などと話しながら

13kntの風を受けながらクォーターリーでヘディング280°
サーフィングしながら艇速7.5~8.5kntで走る
西の水平線には赤色に輝く金星とその上に新月があり進路の空は明るい

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POS 23°00′N  159°14′E [JST0800]  NE-4-b
283°190.6マイル  280S
WATCH 0500~0800 1200~1500 1900~2200
足摺まで 292°1513.1マイル


【 1989/07/07 】 19DAYS

0000オールハンズでスピンダウン、スコールが来るということで
しかしタートルが下りなかったのでハリヤードごと降ろして
タートルに入れ直した
スコールシャワーを浴びようと待つがあまり降らず軽く濡れた
身体を拭いてそのまま寝た

0200ワッチに起きる、なんとなく湿っぽい、風も弱くうねりで
セールもばたつく
0400ヘルムを握る、10分程で一気に風が強くなるヘディング280°
クォーターリーで走っていたがアビームに変わる
どんどん風も上がり20~22kntに、大粒の雨も降り出した
艇速が10kntを超えてきた、艇はとても安定している
ワッチオフでバースに入ると菅○さんのヘルムで久しぶりに
キールの響振音を聞く

今日も暑い、夜はあれほど雲があるのに昼間はほとんど無い
風も少し弱まり北東より南に振れて来る
1330ジャイブ、コース255°に変更

朝食抜きで昼食、冷やしうどんと魚肉ソーセージを食べる
ロールコールでキアロアとの差が18マイルに縮まる
昨日191マイル走ったようだ、それでも足摺岬までラムラインでは
こちらの方が100マイル以上近い

スコール雲が近付くたびにシャンプーを掛けて待つが何度も
少し降っては止みを繰り返し、仕舞いには海水を浴びて終わりにした
だいぶ涼しくなったので滑り台で横になる

次のワッチに起こされる、陽がだいぶ傾く
風が落ちてきたのでハイローラーに替える、艇速7knt
うねりでフラ付くが1.5スピンよりははらみやすく、動きも鈍いので
扱いやすい、夕食はカレーライスとアスパラサラダ、オニオンスープ
塩辛、梅干を食べる

1930風が上がってきたので軽風用シートを替える

夜中のワッチはとても眠たい、18~22kntの風でハイローラーが
揚がってる、艇速も9.5knt○市さんも必死にヘルムを握ってる
0030スピンを1.5に替える、それでも艇速は9kntは出る
0200ワッチオフになってポジションをチャートに入れる
ちょうど南鳥島の南3マイルに居る
真追手になったのでジャイブ、しかしまたしてもタートルが下りず
ハリヤードダウン、結局No3JIBを観音で張って走ることに
それでも艇速は9kntも出る

そう言えば南鳥島のライトだと思ってた光は実は北から来る
本船の航海灯だった、1時間後には南の方に居た

POS 24°02′N  156°08′E [JST0800]  ESE-4-b
289°182.4マイル  290S~255P
WATCH 0200~0500 0900~1200 1600~1900 2200~0200
足摺まで 293°1331.9マイル


【 1989/07/08 】 20DAYS

0600スピンアップの声で目を覚ます、JIBを下げ1.5スピンを
揚げるがタートルが捻じれもせずスムーズに揚がった
昨夜菅○さんがタートルの中にシーブを付けたのが良かったのか
うねりは3m位のものがまだたまに来る
0800ヘルムを代わるヘディング290°、クゥオーターリーの風
19~21knt、艇速9~10kntたまにサーフィングをする

ロールコールの時点で足摺まで1161マイル、コース295°
あと7日位だ、昨日ほとんど寝てないせいかとても眠い
ワッチオフで滑り台のセールの上で寝ていた

e0114543_1253863.jpg

昼食はそうめんを2杯だけ食べてワッチに入る

ENEの風15knt、コース285°艇速7.5kntうねりはあるものの
たまにサーフィングしながら良く走ってる

1630風が落ちてきた、風を呼ぶセール、ハイローラーを揚げる

夕食は赤飯、いわしの缶詰、ウインナー、ポタージュスープ

2200ヘルムを代わると風が吹きだす、15kntの風で艇速7.5knt
2300急に風が強くなる、風速22kntで艇速9kntを超える
ハイローラーダウン、キャビンでソーセージを作る
数箇所破けているので3/4スピンを揚げてみる

今日のロールコールでキアロアと経度で3′の差、足摺岬まで
ラムラインで120マイルの差である、多分南の方が良い風を
捕まえて走っている気がする


POS 24°14′N  152°43′E [JST0800]  ENE-5-b
289°182.4マイル  290S~250P
WATCH 0600~0900 1300~1600 2000~2300
足摺まで 295°1161マイル


【 1989/07/09 】 21DAYS

0130ジャイブ、10時の方向に西行きの本船を見る
0300風が少しずつ上がるENEの風15~20kntで艇速8~9knt
うねりは少なくなってきた

菓子箱を開けると一口羊かんがあった、8個も食べたら口の中が
とても甘ったるい
ラジオの深夜放送が良く入るようになった、TBSでさんまがDJの
番組を聞き、中森明菜のサザンウインドや杉山清貴の歌が聴けた
日本ももう近くなったと実感する
GPSの経度表示が150°Eから149°Eに変わる瞬間を見た
足摺岬まで経度で16°、960マイルに
そして昼には1時間の時差修正をする

風が落ちうねりが残る、1030ハイローラーを揚げる
風速11~15kntで艇速7knt、日差しが暑いちょうど真上に太陽が
ある、じっとしてても汗が出る
ロールコールでキアロアに経度で1′負けたが足摺までは
ラムラインで1マイル差を広げた

夕方いつものように風が落ちる、12~14kntの風で艇速7~8knt
またしても夕食時にヘルムが廻ってきた

母島までの距離をチャートで測ってみると、286°340マイル
明後日には通過する予定
17時頃、NWの方向に漁船発見、かつお船らしい
舳先が高くデッキ中央部分は平らで低くなっているらしい
とても綺麗に見える、距離にして2.5マイルは離れている
東の方向に向かって行った

寝苦しくて、また滑り台で寝てた

ワッチに出るとスコールの後でデッキが濡れている
風が強くなってくる16~18knt、ヘディング290°
風向が少し変わってENEからNEに、母島まで287°280マイル
この分だとやはり明後日の1500に通過予定、明るいうちに
見れる可能性が出てきた


POS 24°56′N  149°21′E [JST0800]  ENE-3-b
282°189.4マイル  270S~260P~290S
WATCH 0300~0600 1000~1200 時差修正 1600~1900 2300~0200
足摺まで 298°981.9マイル

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by 3757kazekozo | 2010-04-29 23:55 | HIROSHIMA CUP '89

HIROSHIMA CUP '89 vol.4

【 1989/06/25 】 8DAYS

昨晩のワッチオフ後1時間ほどしてバースに入ると
今度はイルカの群れにデッキ上は騒ぎになり起こされる
艇の脇を夜光虫に光りながら併走したり下をくぐって反対舷に
まわったり遊んでる、写真を撮るとストロボの光で逃げて
行くが、またすぐに戻って来て遊んでる

結局そんなことで寝ることが出来ず0200からのワッチに入るが
眠い、自分のヘルムの時は風速9knt、艇速7kntまあまでした

0900からのワッチでデッキに出ると3/4スピンが揚がってる
風は落ち傾向風速7knt、艇速4knt
キャビンではエンジン始動、充電と造水をしながら朝食
昨日の残りの缶詰めにパンとコーヒーを10分で済ませ
ヘルムを代わる、コース240

ロールコールで3日ぶりに無線が入ったキアロアに経度で
2マイルほど前に出られてしまったようだ
昼食は1500よりカレーヌードルとあんみつを食べ
1600からのワッチに入る、風が振れたのでジャイブ
ピンホールが4つ見つかったので修理、コース260でヘルムを
代わる、夕食は冷やしきつねうどん
片付け終ってキャビンに入りスピードメーターのペラの修理

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今日は夕日がとても綺麗だったので皆で記念写真を撮った
でも、この感動は写真では表現出来ないんだろうなと思い
ながらも、バイオリン協奏曲を聞きながら浸ってました

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e0114543_15595179.jpg


e0114543_160585.jpg

2時間位休めるかと思いきや、風がシフトしてジャイブ
結局そのままワッチ入り、風も15knt程になり艇速も9kntまで
上がる、それにしても眠いガムを噛みながら眠気を覚ます

POS 20°51′N  176°04′W [JST0800]  SSE-2-b
259°138.4マイル 230P~240P~260S~250P
WATCH 0200~0500 0900~1200 1600~1900 2300~0200


【 1989/06/26 】 9DAYS

昨夜の睡眠3時間半、やっぱり眠いが東の空が明るくなって
来て目が覚める、南西方向の積乱雲の上空に虹が出た
写真を撮る、太陽が出てくると背中が熱いし白いデッキが
眩しい、風速8kntで艇速5kntスピンを潰さないよう慎重に
ヘルムをとる、我ながら進歩したと思いながら・・・

e0114543_1603184.jpg

ワッチオフでエンジン始動、充電しながら造水機作動
清水タンクの残量計測用に透明のパイプを見つけ
目盛りを付けて綺麗に洗う、カップスープとクッキーで
朝食、その1時間後にはもう昼食の用意焼きうどんに
にんじん、アスパラの缶詰、食べ終えて寝る

e0114543_161056.jpg

1300からのワッチは風が少し落ち風速8kntで艇速6knt

ワッチオフに日付変更線を超える準備を始める
食料の入ってた発砲スチロールの蓋を使ってプラカード作り
その時のヘルムスに贈られるバドワイザーにリボンを付け
カメラをセッティング、1800からは夕食の仕度
贅沢にもこの日のために用意したうな丼、なめこ汁、漬物

スキッパーの予想では180°線の通過は2330の予定
順番から行くと菅〇さんのヘルムになる、リボン付きの
ビールを贈り、今回のマネージャー兼色々の功労者に拍手
そして皆で前祝いのビールを飲むことになった

e0114543_164365.jpg

乾杯をしながらレースがスタートして初めてのアルコール
口々に”うまい!”の連発、和やかな西経最後の食事
綺麗な夕日の中撮影会に盛り上がる
誰からともなく”またこのメンバーで乗りたいね!”って
皆同じ気持ちなんだろうなって思った

2000からワッチにデッキに上がる、ヘルムはスキッパーの
〇市さん、30分が過ぎたころから艇の後ろに迫って来てた
前線からの強い吹き出しで風速22knt真ランで艇速も
12kntを超える、切り裂く波のしぶきはコックピットまで
巻いて飛んでくる、ブローチングが怖いのでバランスを考えて
コックピットの中央にウェイトを移動
菅〇さんがワッチに出てくると大粒の雨が一気に落ちてきた
ハッチを即行で閉めてシャンプータイム、とにかく頭を洗って
身体はさっと拭き濡れた短パン、Tシャツはライフラインに
干してパンツは海に・・・

雨が止み、今度は冷たい風が吹き始まる
ヘディングが330まで振れたのでジャイブしようとしたら
3/4スピンのフットがバウパルピットに引っ掛かってる
シートを緩めてもらっても揚がらない、よく見るとフットの
テープの部分がほとんど切れて喫水のところにあるアイに
引っ掛かってる、外して何とか引き揚げ1.5スピンに替えるが
重くて良くはらまない

2200からのヘルムは菅〇さんがシートを引き気味にトリム
してくれたので走れたがやっぱり難しい
ワッチオフでキャビンに入りLOGを書いてるとまた雨が

ロランがポイントを表示せず、GPSも衛星の無い時間帯なので
日付変更線の通過が特定できず想定で2340とすることに
シャンパンで乾杯、缶詰を開け記念撮影・・・
30分程でお開きに

POS 20°40′N  178°44′W [JST0800]  S-2-b
264°150.9マイル 230P~240P~260S~250P
WATCH 0600~0900 1300~1600 2000~2300


【 1989/06/28 】 10DAYS

0130オールハンズで1.5スピンからハイローラーに替える
10分ほどで揚がったがあまりはらまないのでフットが引っ掛かる
ことのないようにパルピットに腰掛けながらかわしていたが
落ち着いたのでバースに入るが、5分とたたずにオールハンズ
ハイローラーダウン、やっぱりフットが破けた
そのままワッチに入るがとてつもなく眠い、ヘルムを握るまでは
ガムを噛んでもダメ、240°5~6kntで走り0500ヘルムを代わる
南の空に人工衛星を発見・・・

目が覚めた時、わずかに涼しい空気がキャビンを流れていた
デッキに上がるとものすごく暑い、日陰もなくもろで風も落ち
ついにはカームで艇も止まった
様子を見ながらジャイブをして1.5スピンを揚げたところで急に
走り始めた、なんと艇速も7~8kntまで上がった

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JST0800のロールコールでキアロアに8マイル負けた
スピンの修理が朝から始まる、15時過ぎまで掛り
スピードメーターの修理は午後から始まった、ワッチは一時解除で
1530から再開した、その時点で風速12knt艇速9knt
(スピードメーターを修理中のため正確ではないが?)
1630修理が終わった0.75スピンに揚げ直す
1820縦の繋ぎにテンションが掛ってまた切れだしたので1.5に替える

夕食はハムステーキと赤飯、アスパラガス、味噌汁で食べ終えて
2000バースに入る

2230目が覚める、暑くて喉が乾きむぎ茶を飲みワッチ10分前には
デッキに上がる、風が弱い、気象FAXにて〇市さんが20°ラインには
風がないのでこれ以上留まる意味がないということで徐々に北上
することになった、今年は貿易風が吹いてないようです
空は満天の星空、天の川がほぼ水平線に見える

多少フラつくもののヘルムの感触が分かるようになって来た感じが
する、20分も超過して握る
カップヌードルを食べて寝る

POS 20°21′N  179°06′E [JST0800]  NNE-2-b
261°123.9マイル 250P~240S
WATCH 0200~0500 0900~1200 1600~1900 2300~0200


【 1989/06/29 】 11DAYS

間違えて0500に一度起きてしまったので、また寝た
0600に起きると今日も暑くなりそうな快晴の空
身体が早くもジリジリする
NNEの風8knt、艇速5~6knt、1.5スピンではきつくなってきた
朝食はコーンフレークにクリープを溶いたミルクをかけて食べた
0950、0.75スピンに変更する
1015波切工房オープン、作業内容はスピードメーターの修理
防水ライトの修理、ハイローラーのリペア、曲がったスタンションの
修正、バッテリーケーブルの補修などなど

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その間、自分は食料の整理をしながら空になったダンボール箱を
6箱処分し片付けをした、結構スペースが空いた
リンゴ、オレンジが残りわずかで痛んでるものもあって処分した

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1400修理の終わったハイローラーを揚げてみる、まだ小さい
ピンホールが数ヶ所あったが問題なさそうだ
スピードメーターもその後修理が終わって取付ける、正常に動いた

夕食はカレーライスとハムステーキのチーズ載せ、それにスープor
味噌汁久し振りに食べ過ぎた、バースで横になる
シーブリーズで足を拭いて靴下を履いてワッチに入る
風が落ちてる、5~7kntでアビーム、コース250スピンポールを
一番下まで下げてシートを引き気味にトリムする
風を作りながらアパレントが前に廻って潰れる瞬間にヘディングを
落として、その繰り返しで艇速5kntキープ
ただ0.75スピンなのであまりテンションはかけられない

POS 21°03′N  176°18′E [JST0800]  E-2-b
284°163.6マイル 290S~290P~250P
WATCH 0600~0900 1300~1600 2000~2300


【 1989/06/30 】 12DAYS

どこか狭いところで座って居る頭が当たり、手探りをして回りを
触ると壁があり、そしてその壁には何やら配管がある様だ
しばらく座り込んで考えた・・・
しばらくして気が付いた、波切のパイプバースだ
ようするに寝ぼけてたということでした、でもチト怖かったかな

ワッチに出ると昨日の夜より風は上がって来てる、10~12knt
SSEの風、艇速6kntポールが前に出てるのでラフがヘルムスマン
には見えない、マストサイドまで行ってコールしながらのトリム
自分がヘルムを握る時には風も前に廻って20°ヘディングを
落として270に、北上してる
日が昇ってくる頃には空も晴れてきて、また今日も暑そうだ
朝食はカップヌードル0830寝る

一度落ちた風も、また12kntまでに艇速8knt熱低に吹き込む風で
息をするがコンスタントに5knt以上で走ってる
もう少し上れればとジェネカーを揚げるがそれほどではない

前方のスコールが来る前にと海水シャンプー、短時間のスコール
結局海水で流しゴワゴワになる、少し寝る

1700ワッチで起される、コーヒーとお菓子を食べながら
夕食が出来るのを待つ、赤飯、さんかば、ニンジン、アスパラ
味噌汁の夕食
1900よりヘルム、風が落ちて7knt艇速も4kntで舵がとりずらい
アパレントウインドアングルのメーターが落ちる瞬間が
落とすタイミング、夜の赤いライトがとても見ずらい
2000ワッチオフ

POS 21°17′N  174°04′E [JST0800]  S-3-b
276°126.5マイル 270P
WATCH 0300~0600 1000~1300 1700~2000


【 1989/07/01 】 13DAYS

今日から7月、航程もほぼ中間の170°E にあと135マイル
ワッチに入って1時間位するとスコール雲がポート側で成長して
風が吹き出す、ブローで15knt艇速も10kntスコールの中に入るかと
思ったが艇速も上がって前を通過、その後自分がヘルムの時は
風が7kntまで落ちて艇速も4knt、ほぼ真ラン今宵もイルカが伴走

今朝は絹積雲があり余り暑くない、10kntの風で艇速6~7knt
昨夜からコンスタントに風が吹いてポートタックでヘディング
260~270°で走る

1000ワッチオフ、焼きそばを食べる

1200風がアビームに振れフォクスルからジョッキーポールを出し
セットする、そのままデッキで横になる

1400からのワッチで風は落ち傾向、自分の前のヘルムで2knt
そして自分の時はついに1kntまでおち当然スピンははらまず
メインがバタついてとうとう止まった
2時間、少しの風を感じてジャイブ、艇速が1.5knt出るように

今日は菅〇さん38歳の誕生日、準備してあったシャンペンで
乾杯する、船のわきでイソマグロがはねる

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2000よりエンジン始動、充電、造水、少し横になる
2100よりワッチ、相変わらず風がないSE 4knt 艇速1knt
ヘディング220、ヘルムを交代220から190まで上って艇速が
上がったところで徐々に落として240に、艇速が4.5~5kntは出る
でも結構トリムは大変、何度舵輪を廻したことか
またイルカが来た、今日で何日目か

FAXにて145°E、25°Nに1020mbの大きな高気圧がありその影響で
風がないと判明、逃げられない、当分ダメだ
次のワッチを起こしてバースに入る、マットを干したので
気持ち良いよく眠れそうだ

キアロアとの差48マイル、マリンテクノ170マイル/day

POS 21°47′N  171°18′E [JST0800]  S-3-b
280°158.2マイル 270P~300S~210P
WATCH 0300~0600 1000~1300 1700~2000


【 1989/07/02 】 14DAYS

昨日の夜よりは多少風が出てきた、8kntで艇速が5knt
空もだんだんと白んでくると黒い雲がずいぶんとある
ヘディング240でヘルム交代、モーニングコーヒーを入れて
くれたので少し代わってもらって飲む

風が少し前に廻る、260まで落とせるようになり多少走りやすく
なったところでワッチオフ、バースに入ると今日も暑くなりそう
背中に結構汗をかく

朝食はカップヌードルカレー、デッキに上がって横になる

1100ワッチに入る、風が落ちてるブローで8kntでほぼ6knt位
艇速は4~5knt、自分のヘルムの時は益々風が落ちる
ヘディングを250から230に上らせる、少しは走るようになる
昼食はそうめん、少しの間代わってもらう

ロールコールの時間、キアロアとの差38マイルまた縮まった

ワッチオフで2時間も寝ることが出来た、快調、夕食の準備
カレーうどん、赤飯、味噌汁
それとほぼ航程半ばということでハワイで余って積んであった
ビールを飲むことに、1本なのにチト酔った
ヘルムを代わる、8~10kntで艇速5~6knt、海面はフラットだが
たまに2~3うねりが入る、まあまあ走ってる

POS 21°37′N  169°15′E [JST0800]  S-3-b
265°115.4マイル 270P~300S~210P
WATCH 0300~0600 1000~1300 1700~2000
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by 3757kazekozo | 2009-10-20 20:58 | HIROSHIMA CUP '89

HIROSHIMA CUP '89 vol.3

【 1989/06/18 】 01 DAY

いよいよ今日は日本に向けてスタートです
0600起床で各自の荷物、部屋の荷物を船に運び
ホリデーマートに果物を買いに行ってまたまた船に運び
最後にレンタカーを返しに行く

0930船に戻ると弟夫婦と友人夫妻が見送りに来てくれていたが
準備に慌ただしくろくな話も出来ずに舫いを解いた
皆見えなくなるまで手を振ってくれた・・・感傷に?

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スタート地点までメインのみで帆走、他のレース艇より速い
スタート前メインに3ポンリーフのシートを入れようとメインを
降ろそうとするがダメで、結局時間がなく30分後諦めて1ポンメインと
No3ゼノアで行くことに、これから広島に向けて7400キロ走り続ける
長いレースが始まる

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1215スタート、ポジションは悪く5番手、ワイキキの沖を走って
ダイヤモンドヘッド沖のマークを1330に回航、ヘディングを日本へ
この段階で先行艇を全艇かわしてトップ回航した、マーク付近の
観覧艇でオーナーが笑顔で手を振ってくれてるのが見えた

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そのまま先行するがオアフ島の西端まで来るとカームにつかまる
1.5スピンをポールスイングでジャイブするがフットの部分を破いて
しまい0.75にチェンジする、キアロアが追い付いてくるがやはり
ジャイブに失敗、そのうちカームから抜け出してあっという間に
キアロア、かげろう、MIXMAXの後続艇が視界から消えていった

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POS 21°10′267N  159°21′325W [JST0800]  NE-5-b
260S~240P(1700J)
WATCH 1700~2000
〇市→〇井→〇川→菅〇→〇岡→〇代→〇藤の順でワッチ


【 1989/06/19 】 02 DAYS

夜中のワッチは肌寒くスターボ側には大きなスコール雲があった
のでオイルスキンを着るが空振り(良かった!)
0400ワッチオフ即行で寝た

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0700まだ雲が多く涼しい、ジャイブでコースを260に
昨日の午後に比べて風が落ちてきてる、朝食はコーンフレークで
済ます、ヘルムを代わったところ風の振れについて行けず
フォアステーにスピンを絡ませてしまいオールハンズで回収して
揚げなおす、自分がワッチオフの時、〇藤くんもやった、・・・
スピンネットを付けることにした

1400からのワッチ前にカップ焼きそばとリンゴを食べた
1時間のヘルム、何となく当て舵のとり方、見かけの風の振れに
合わせた舵のとり方がちょっと分かった気がする
ワッチオフ、あんみつとリンゴを食べる
1930オールハンズでジャイブ、コースを230に

発電とともに造水機始動、朝夕1時間充電のためエンジンを回す
その時造水機を始動して海水から1時間で20リットルの清水
を造る、それとフリーザーも冷やす
夕食はフリーズドライのライスと牛肉の缶詰め、夕食は日没前に
全員でする、食後のコーヒーまで付く(もちろん落とす)
アルコールはありません(祝い事を除いて酒は飲みません)

2100からのワッチで15分前にデッキに上がった、〇藤くん危うく
ちょうちんになるところ、風が落ちてきてる12knt、艇速5.5kntで
7kntを超えなくなってきた

POS 20°58′805N  161°55′786W [JST0800]  ENE-4-b
235P~270S(0720J)~230P(1930J)
WATCH 0000~0300 0700~1000 1400~1700 2100~2400


【 1989/06/20 】 03 DAYS

スコールの後でデッキが少し濡れてる、ワッチに入って初めの
1時間は眠くて目薬を付けながら目を覚ます、2時間後コース
230~240でヘルムをとる、艇速7kntでワッチオフ
その後スピンネットの上げ下ろしをした、マスト中間まで2往復で
50分掛る、0900スピンを0.75に替える

朝食はパン、ハム、チーズ、牛乳で済ませ1100からのワッチの
前にリンゴを1つ食べる、日陰のないデッキでヘルムス用に
ブルーシートの端材で菅〇さんがテントを作った、その後その
涼しい場所に3人のワッチが集まる様になってしまった
ロールコールの時点で2位のキアロアと経度で20マイル先行してる
南下分を含めるとそれ以上の差になる
1800緯度20°まで南下したところでジャイブ

スピンのリペアーをしながら夕食、ざるそばとあんみつで食後の
コーヒー、いわし雲が多く夕日が下から雲を赤く染める
なんとも奇麗な景色

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270でヘルムをとりながら、うねりに乗せながら見かけの風が
前に廻り艇速も8kntを越えてくるととても気持ち良い

POS 20°19′072N  164°20′937W [JST0800]  E-3-b
254°142マイル 230P~260S(1800J)
WATCH 0400~0700 1100~1400 1800~2100


【 1989/06/21 】 04 DAYS

昨日の夜はワッチオフでバースに入っても湿気と寒さで眠れずに
いるとデッキに居る菅〇さんが”スピンが潰れる寸前まで
上らせ艇速があがって見掛けの風が前に回って来たらプロパー
コースまで落とす、〇儀見さんの言ってた自分で風を作って
走るってこの事か”と言ってる話が聞こえた
”ただ、メインのラフに裏風が入った瞬間に艇速が落ちるので
その前の瞬間に上らさないとだめ”・・・

お茶とミルククッキー&チップスターを持ってデッキに上がる
風速8knt、艇速4kntまで落ちた
ヘルム交代、上らせて艇速を上げ艇速を維持しながらプロパー
まで落とす、そこにうねりが入るとメインが”パサッ”っと
その瞬間に減速、またはじめから繰り返す・・・難しいが
タイミングに慣れなければ

0800からのワッチ、0900にオールハンズで〇市さんがマスト
トップまで登りメンハリを外してメインを下ろしピークを
つけ替え0.75スピンも下ろしてハイローラーを上げ、ポートに
ジェネカーを揚げた、この時点で風速10kntで艇速が6kntまで
上がったメインを休ませながらオーニングを掛けて全員で
ブランチを食べる玉子とハムのサンドイッチと牛乳

正午に時計を1時間戻す

1400からハイローラーとジェネカーを下ろしメインと0.75スピンを
上げる、1600よりヘルム、風速5kntで艇速が2~3kntでスピンは
はらまない、菅〇さん梅干しの種を2つ海に投げた

1900ジャイブ、夕食はさけ飯となめこ汁を食べ、SEA BREEZEで
顔と手足を拭く、さっぱりする
2100からワッチ、相変わらず風が無い艇速も3knt前後でスピンも
はらまずメインだけで走ってる、ただただうねりでメインが
ばたついてうるさい、気持も滅入ってくる、出るのはため息ばかり

POS 20°06′999N  165°40′799W [JST0800]  E-2-b
275°154マイル 260S~230P(1930J)
WATCH 0100~0400 0800~1100 1400~1700 2100~2400


【 1989/06/22 】 05 DAYS

0300オールハンズにて3/4スピンからリーチャーに変える
風速8knt南寄りの変な風が吹く、カームよりはましか
艇速も6~7knt出る、また少し寝る

0400からワッチ嘘のようにコンスタントに風が吹く
0600からヘルム、風が西にシフトする、リーチャーでは
310°まで落とされるのでNo1ジェノアに変えるそれでも
ヘディングは280°風も少し落ちて艇速も5kntに

朝食はきつねどん兵衛に”ちょっとこまる(餅)”3ヶ、青りんご
菅〇さんが12V電源が充電しないと言って悩んでる様子
キャビンライトの使用を抑えるか24V電源の接続を組み変えて
充電するか、今もチャートテーブル下のエンジンルームに
頭を突っ込んで悩んでる様子

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ワッチ1時間前に目が覚める、キャビンに風が入りとても気持ち良い
お茶とせんべいを食べてからワッチに入る
10kntの風で艇速7knt、舵を持ってるところで写真を
皆は昼食にサンドイッチを食べてる
昼食後は全員でハイクアウト、0.5knt艇速が上がる
ロールコール時、堀江兼一さんの無線が入る
22°N 174°Eに居るそうで明日のロールコールにも出るらしい

24Vバッテリー側より12Vを分けてチャートテーブル下の
バッテリーに繋ぐ作業をする
ポート側の清水タンクが空になる、スケールでサイズを測る
100リットルだった、造水機を作動させて2.5リットルのポリタンク
2本に入れる、約15分掛ったやはり1時間で20リットル造るようだ

夕食はカレーライス、1800からワッチに入る
ヘルムはきつかったヘディングが240~270に振れ風速12knt
艇速が7.5~8kntになるテルテールが見えないので
計器でWIND ANGLE30°でトリム
2100ワッチオフ、菅〇さんが気象FAXを取るがよく見えない

POS 21°03′N  168°53′W [JST0800]  S-2-b
285°107マイル 260P~275P(No1 J)
WATCH 0400~0700 1100~1400 1800~2100


【 1989/06/23 】 06 DAYS

昨夜2100でのワッチオフ後、風が上がってデッキが忙しかった
セールチェンジにタック、その後0000過ぎにジブチェンジに
ジブダウンでメインのみに、0100にはNo3ジェノアを上げる
バウパルピットに足を絡ませながらフォアステーに捕まって
ハンクスを掛ける、真っ暗闇の中で波に叩かれながらの作業は
結構恐怖!、バウは海に突っ込みオイルスキンの足元から
海水が上がって来る、パンツまでびしょ濡れ
その後1時間のヘルムは今まで体験したことがないウエザーで
ヘトヘトに・・・

ワッチオフと共にバースに倒れこむが疲れすぎてすぐには眠れない
相変わらずデッキ上は慌しい、足音を聞きながらいつの間にか寝た

0800のワッチには少し風も落ちたもののまだ吹いてる
空を見ながら菅〇さんに”いつまで吹きますかねー?”っと聞くと
”3日かな”って、”なぜ?”って聞き返すと
”梅干しの種3つ投げたから”・・・、そんなに投げたのー?!

朝食はご飯、味噌汁、のり、さんかばの缶詰やっぱり日本食は
美味い、日本人だねー、、、

1430に起きてカップ焼きそばとクッキーを食べる
スコール雲発見、何度もワキをかすめて行ったが今回は入りそう
海パンに履き替えて頭から全身シャンプーで洗う、天の恵み

さっぱりして、そもままワッチに入るが風は上がり傾向
オイルスキンを着るも頭からずぶ濡れに
すっきりしたのもつかの間で海水の洗礼を浴びる!

幾分か風も落ち着き北にシフト気味、No3ゼノアからリーチャーに
チェンジ、さらに風は落ちてスターボードタックで艇速3.5knt
風はさらに時計回りにシフト、ヘディング240プロパーコースを
維持するのが難しくなってきた、でもスピンアップにはもう少し
振れないと揚げられないし

きつねどん兵衛を食べたせいかポカポカして一気に寝入った

POS 21°35′N  171°35′W [JST0800]  W-4-C
282°155マイル 250P~260P
WATCH 0100~0400 0800~1100 1500~1800 2200~0100


【 1989/06/24 】 07 DAYS

0500からのワッチ、目覚めが良い
オイルスキンのズボンとブーツを履いてデッキに上がると
船の左右と後ろにスコールだらけ、風は落ちて5~6knt
夜が明けて来ると空も晴れてくる

菅〇さん、〇岡さんが起きて来て、風も落ちたので
”たまには豪勢な朝食を”と言うことになり
かに缶、さけ缶、コンビーフ、アスパラ、チリ、ニンジンの
それぞれ缶詰を開けコーヒーを落としてクラッカーで食べた

風が吹き始て8kntに、3/4スピンを揚げる、天気も良くなり
オイルスキン、グローブ、デッキシューズと思い思いに
濡れてる物を乾かす、難民船と化す

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1時間ほど走るとポート側前方にスコール雲、近付くも
相変わらずワキを掠めて行く

風も上がって20knt、艇速も10kntオーバーに
でも案の定、自分のヘルムの時は艇速が2kntまで落ちる
スピンダウンしてリーチャーを揚げる

1800夕食に中華雑炊、赤飯、さんかば、いんげんの缶詰
久しぶりのNo1ジェノアでの快走
2100ヘルムを代わる9kntの風で艇速7.5knt気持ち良い
スターンからのうねりに合わせて当て舵、サーフィング
しながら艇速も上がる、風は少し湿っぽいが心地よい

2232に11時の方向で遭難信号の青白い閃光が45°の角度で
上がったらしい〇市さんを起こして検討、レーダーでも調べ
たがUFOと判明?、一件落着

POS 21°16′N  173°39′W [JST0800]  SW-3-b
260°117.6マイル 240P~260P~230P
WATCH 0500~0800 1200~1500 1900~2200

NEXT
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by 3757kazekozo | 2009-09-10 23:44 | HIROSHIMA CUP '89

HIROSHIMA CUP '89 vol.2

【 1989/06/11 】

今朝は疲れのせいか菅○さんの次0720に起きた
0900船に集合と言うことなので菅○さんと2人でアラワイマリンに
行ったが日曜日で休み、ウインデックスとボースンチェアを買う
予定でしたが明日に変更ということで船に向かう

午前中はニューセールをメイン、No1とNo3ジェノアを揚げてみて
マストに登りハリヤード類を直して午前の作業を終えた
サンドイッチとジュースで昼食をとり食事を終えて出港
同時にエンジンを2600rpmまで上げ造水機を作動させる
No1ジェノアのチェックをしながらダイヤモンドヘッド沖に向かう
ドラフトの位置がラフ側1/3寄りでセンターにならない?
カウワイチャンネルに入って風が25kntまで上がりNo3ジェノアに
チェンジ、下側のデッキは水の中結構ヒールしてる・・・

次はNo4ジェノアにチェンジ、セールの形は良いがハンクスが
少々硬い、次は1.5スピンを上げるがフットが捻じれて揚がって
しまったため3人掛りでやっと解消、艇速も12kntまで上がり
パールハーバーの西岸までそのまま帆走
No4ジェノアにチェンジしてクローズに、そしてメインを
リーフしてみることに、なかなか上手く行かずラフのスライダーを
2つ壊してしまった、次にリーチャーを揚げてみる・・・

アラワイの沖でリーチャーを降ろしてエンジンスタート
メインを降ろしてバースに戻る、No3ジェノアとスピンを水洗い
しながら自分も塩抜きをする

帰る時、車が駐車違反で持って行かれる寸前!、$29のはずが
警官は”$39だ!”と言い張る、仕方ないので払って車を
返してもらったが、さすがアメリカ??
夕食後○岡さんの”山の話”に皆で聞き入っていましたが
さすがに○市さんも疲れた様でうつらうつら・・・2200お開きに
今日やっとセーリングが出来て疲れたが満足感がある
2300就寝

【 1989/06/12 】

0730今朝の朝食の準備は他の2人が・・・菅○さんと自分は
同じ頃起きた、やっぱり昨日のセールチェンジが効いたようだ
0900昼食を買って車をホテルの駐車場に入れて船に行く
少しするとリドガード(NZのセールメーカー)のリチャードが
来てそのまま出港

e0114543_22411421.jpg

メインとNo3ジェノアのトリムを、そしてNo1ジェノアのトリムを
メインはシートは引いておいてトラベラーでトリムするとのこと
次に1.5スピンを上げる”波切大王”のスピンはソーセージ状の
袋に入っていてハリヤードで袋ごと上げてから手元のロープを
引くとその袋が上がっていきスピンが展開するようになっている
その上げ下ろしのリードロープが引っ掛かり最後降ろせずそのまま
ハリヤードで下して戻ってから直すことにしたハーバーの入口まで
帆走してセールを降ろす、バースに着いてから自分と○藤くんは
レース中の食料の準備のため部屋に戻った

1日3食分を2日、3日、3日、3日の11日分のパッキングをした、
その時点でカレーが46食分と缶詰、そば、うどん、漬物が残った
次に滞在中の食料の買出しをして部屋に運んで船に戻る
スピンを4枚パッキング、メインセールをたたみ直してセールカバーを
掛けて終了、夕食は疲れたのでイリカイホテルの前にある中華料理に
食べに行く部屋に戻ってコロナビールを飲み、シャワーを浴びて2200
横になって日記を書き2230就寝


【 1989/06/13 】

0630起床
0700朝食でアラワイマリンに寄って船に行く
1000出港0.75、ハイローラー、1.5、ジェネカーと4枚のスピンと
No3ジェノアを上げる、昨日リチャードがスピンバッグのリード
ロープを入れ替えてくれてたので今日はスムーズに動いたので
楽だった、フリーで1時間半、クローズで2時間以上走ったが途中の
クローズでヘルムを代わった、波に合わせての当て舵とテルテールを
合わせながらのヘルムは難しかった・・・

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バースに戻り整備とNo1ジェノアとNo3ジェノアを水洗いし、デッキを
洗って1800に船を上がり部屋に戻る
夕食はステーキ、あさりスパゲティー、サラダで2230頃まで盛り
上がった、食器を洗い始めると渋々お開きになりましたが結構
飲んだみたいです、身体の皮も一皮むけ、サングラスで目の周りは
白く逆パンダ状態です


【 1989/06/14 】

0730起床、でも疲れがピークに達し皆テーブルに着いて
飲み物を口にするも食事の支度は誰もしない・・・、それでも
何とか食事を済ませて0900部屋を出て船に行き1100まで整備
それから沖に出てセーリング、今日はダイヤモンドヘッド沖で
スピンアップとジャイブの練習をして1500マリーナに戻る

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両舷の清水タンク内の水の入替えををした、オーバーフローの
水はビルジポンプで汲み上げるが長い間腰を曲げての作業は
とても苦痛!1800に船からあがる
部屋に戻ってシャワーを浴びて今回のレースに参加のVIVIKEから
パーティーに招待されていたので行くことに

1930年建造の船を10年掛けてレストアしたそうなのだがチークの
デッキはしっかりしていてとても奇麗でした、この船なら太平洋
横断もゆったりと出来るだろうな、と思う
パーティーを途中で切り上げラーメン食べたさにワイキキの
入口まで歩いて行きやっと食べることが出来た、食後はぶらぶらと
散歩しながら部屋に戻って、まただらだらとビールを飲む
明日は完全オフなので気分的に楽だがやはり身体はだるい
2400就寝


【 1989/06/15 】

0800起床、今日は完全オフになりました
何となくだらだらと朝食をとり、菅○さんと一緒にレンタカーの
延長とマリンショップに行ってハーケンのデッキシューズと
セーリンググローブを買いそのまま菅○さんをキアロアまで送って
部屋に戻る

家に電話をする、妹と母と話をする日本は0700まだ朝だ・・・
皆が外出してから自分も外出することにした、1人でマリーナに
行き色々と写真を撮って廻ってから部屋に戻ってバナナを食べながら
ビールを飲んで食事を済ませてから再度外出、今度はバスに乗り
パークショアまで行ってからワイキキをぶらぶらと店を見ながら
お土産を探しましたが、いつもいつもで結局これという物が
見つからず何も買わずに帰ることにしました

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戻ると皆帰っていてハワイでの自炊は今日で最後になるので
食材は全て使い切っての夕食になりました

食事を始めて間もなく、たまたま旅行で来ていた友人夫妻から
電話が入り2200に迎えに来ると言うことで早々に食事を済ませる
シャワーを浴びて出たところで丁度迎えにきた
朝までに帰ると言うことで外出、まずはマリーナによって船を
案内して写真を撮ってから友人の宿泊先に行き0200までヘネシーを
飲みながら話をして0230部屋に戻った


【 1989/06/16 】

0730起床、朝食を済ませて0930に船に行くが買い出しのため
車を取りにホテルに戻りホリデーマートに行く
ガイドの通り日本食があり、ほとんど欲しいものが揃った
他の船のメンバーも買物に来てました

1200前まで買い物リストを作りながら買い物をする
船に戻る前にほか弁で弁当を買う
食事が終って”ふと”対岸を見るとオーナーが?・・・
デッキを片付け、その後またホリデーマートに行き野菜の
缶詰めビール等を買って部屋に戻る
午前中の買い物も含めて降ろし食料のパッキングをしましたが
トータルで15日分しか出来ず明日の買い出しであと10日分作る
ことに、ハワイヨットクラブに行きシャワーを浴びる

2000、オーナー主催のディナー、ドレスコードはロングパンツ
ニックスフィシュマーケットでゆっくりと食事と会話を堪能
2230部屋に戻り洗濯をして、2330就寝


【 1989/06/17 】

0600起床、今日はオーナーが乗るために0800に船に
自分と○藤くんは不足の食料を朝から買い出しにスーパーへ
約束のレトルトご飯が入荷してるか心配でしたが、やっぱり
ありません、親切にもパールシティーの支店に連れて行ってくれ
30個のレトルトご飯を買うことが出来た

昼食の弁当を買いに行きながらレース当日の昼、夜の弁当が
0900に出来るか確認をして注文をした
船に戻り弁当を置き自分達は部屋に戻り食料のパッキングを
しながら食べた
午後もう一度ホリデーマートに行きエキストラ分の食料と野菜の
缶詰めを買って最終パッキングをし船に積み込んだ

1800からのパーティーのため1730部屋に戻りシャワーを浴び
レース前夜のパーティーに間に合うようにイリカイホテルの
プールサイドに行く、ビールを飲みながらバイキングを結構食べた

弟夫婦もハワイに来てるので電話をして2000にホテルのロビーで
待合わせた、友人夫妻と一緒にチャートハウスに行くことにした
(この店はハワイに来た時は必ず一度は行きます)
2100に店に入り2300まで居た、弟に持って帰ってもらう荷物を
部屋に戻って渡して、ホテルまで送って2400に部屋に戻り寝た

いよいよ明日からは洋上の生活です

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by 3757kazekozo | 2009-07-20 23:35 | HIROSHIMA CUP '89

HIROSHIMA CUP '89 vol.1

HIROSHIMA CUP '89 OCEAN YACHT RACEで
”波切大王”に乗ることが決まり、ゴールデンウィークは
艇の整備と練習に参加

5/23 SARAMANDORA クルー主催の壮行会

5/25 中華街でオーナー主催の食事会

5/31 退職

渡航準備をしながら車の国際免許の申請をする
ちょうど免許の更新年だったので一緒にやったのですが
誕生日の2ヶ月前になるので今年の誕生日が来て1年と
なるらしく2年後に次の更新が来るらしい・・・1年損した

【 1989/06/05 】

羽田発 ホノルル行 C1 018便 1920 にて出発
航空券が片道しかないことでチェックインに手間取るが
なんとか出国できた、チャイナエアーは機体はボロだが
サービスは良かった

【 1989/06/05 】

ホノルル到着、空港よりケイヒラグーンのキリゴーに
寄ってからホテルに向かう
1300までチェックイン出来ないのでワイキキヨットクラブに
行き今回参加する艇で”キアロア(米)”を表敬訪問する

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クラブハウスにてビールとウォッカトニックを飲みながら
時間をつぶすことにする

ホテルにチェックイン後アラモアナSCに買い出しに行き
夕食の準備、献立はステーキと野菜炒め、カニのスープ
バーボンと赤ワインを目一杯飲んで
2200就寝


【 1989/06/06 】

0500過ぎから何度か目が覚める、0700まだ皆が寝ている
起きて着替えて外に出る、まだ湿っぽいアラワイ通りから
アラモアナ通りへ歩いて行きアラモアナ公園をジョギング
芝の部分は散水してるので走れずコンクリートの部分を走った
途中抜いて行った人の後を付いて走りアラモアナSCの前で
別れてホテルに戻ると川沿いで菅○さんが鳥をパンで餌付け中

部屋に戻って朝食を食べるがまた食べ過ぎた、ヒルトン前の
ビーチに行き少し身体を焼く

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午後ヒルトンのテラスでビールを飲んでると○藤くんが歩いて
来る、呼び止めて1600頃まで一緒に飲んだ

部屋に戻りシャワーを浴び洗濯して一息ついてコロナビールを
皆が戻って来たので夕食を作る、ビーフシチューのトマト煮と
サラダ、今日は結構疲れたので2200前に就寝、でも夜中に
喉が渇いて何度も目がさめその都度コップ2杯の水を飲んだ
日焼けしたせいかな、とても寝苦しい夜でした


【 1989/06/07 】

今朝は何となく目覚めが悪い、天気が良くないせいなのか
朝食はハムエッグ&パンで済ませてからバジェットレンタに
車を借りに行った
ワイキキ通りよりダイヤモンドヘッドに向かい丘の上から
カウワイチャンネルを見てハナウマベイへ行き昼過ぎまで居た

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R72を北上しカネオエヨットクラブに行ったが昼休みだったので

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早々に出てR83をさらに北上しサンセットビーチで休憩
R99のサトウキビ、パイナップル畑の赤土の中を通り
H1に乗りケイヒラグーンのキリゴーに寄り買い物をして
イリカイホテル脇のアラワイマリーンに寄って部屋に戻る
それからアラモアナSCに食料の買い出しに行く
夕食は鮭のバター焼きと菅○さん得意のサラダ、それに
○藤くんが買ってきた寿司でした
食事を終えてシャワーを浴び洗濯をして
2300過ぎに就寝


【 1989/06/08 】

0700一番に起きて顔を洗って着替えてジョギングに出掛けた
アラモアナ公園を走り途中のトレーニングコーナーで懸垂と
柔軟をして帰り、部屋の前の川の淵で休んでると菅○さんも
走って来たようで息を切らせて戻ってきた

部屋に入ると朝食の用意の最中、パンとスープ(これはまずかった)
そして味噌汁(日本人を実感)で朝食
1030頃部屋を出てキングスビレッジへ行きトップサイダーの
デッキシューズを買ってからハワイ大学の購買に行きバッジと
サンオイルを買って大学を出た

H1を西に行きR61を北へ向かいヌアンヌパリの強風が吹き
抜ける展望台に行った、やっぱりそこの風は強かった

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R61を戻りスーパーでレース前日の買い出しの品定めをして
アラワイマリーンに行きセーリンググローブを買って
エピグラスの船底塗料も買う予定でしたが在庫がなく
他のものは高価だったのでやめてキリゴーに行ってみたが
閉店してて買えませんでした、アラモアナSCへ買い出しに
部屋に戻ってから散歩がてら、またアラモアナSCへ行き
切手と単三電池を買ってきました
夕食はハムステーキとサラダ、うどんでした

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明朝は0700ピックアップで船積の”波切大王”を受け
入れに行きます、やっと船の仕事が出来ます、大変だと
思いますがブラブラしてるのも飽きてきたし・・・
2300就寝


【 1989/06/09 】

0600起床、0700ピックアップにてピア51Aへ向かう
自分と深○さんはレンタカーで・・・
本船の荷降ろし待ちの時間にキリゴーに行きボトム
ペイントを買って戻る、本船名はASIAN PROGRESS
4時間待たされ”波切大王”が下りるのは1500以降の予定
時間があるので菅○さんと2人でホテルに戻る

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今日到着の○市さん、○岡さんのチェックインを済ませ
もし着いていればと思いアラワイヨットハーバーに探しに
行くが見当たらないので本船に戻り機械長の話を聞きながら
昼食を済ませる、やっと他の船を下ろし始めたがもたついて
時間が掛ってる

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前の4艇が下りやっと”波切大王”の順番になったがまず
マストが上手く上がらない、ステベーにロープを掛ける位置の
指示ミスだったようだが何とか艇上に乗せる事が出来いよいよ
ボトムにワイヤーを掛け揚げるが吊り上げが縦方向に対して
船は横方向にあったので苦労してやっと揚がった


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フォアマンにあらかじめボトムにペイントさせて貰えるよう
話してあったが本当にさせて貰えるのか不安でしたが
”ONE MINITS OK”と言って貰えたので急いで塗った
船が下りたところでケイヒマリーンへ車で先回りして待つ
が、なかなか来ないので”一番星”のマスト下ろしを手伝った

ようやく”波切大王”が着いたがオンザロック!
そして、マストも重すぎて手では運べず結局クレーンを頼んで
下ろしたが今度は前に下してあるマストが4本あり5本目の
自分達のマストを置く場所が無くてすったもんだしながらも
スターボ側とトップを仮組して本日の作業を終了続きは明日に

夕食は疲れもあり外食、焼肉を目一杯食べて部屋に戻り
シャワーを浴びて2400前に就寝
ハワイに来て早くも5日目です


【 1989/06/10 】

0600起床
0700過ぎにケイヒマリーンに到着昨日の続きでマストを組む

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1000過ぎマスト立ての順番が来て船を廻したがまたもや
オンザロック!、上架用バースに廻して何とかなりそう?
マストにシートを巻きクレーンにて引揚げるが他艇は簡単に
支えられたが”波切大王”のマストは4人掛かりでやっと立ち
マストホールへ入れるにも一苦労でした

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シュラウド、ステーを留め船をバースに移してハリヤード
シート類を整理

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”波切大王”はアラワイに向けて出港

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自分はレンタカーでハワイヨットクラブへ向かいヘッド
クォーターに指示を貰ってバースに舫いデッキを洗ってから
キャビンに積んであった食料を運び出し車に積んでホテルの
部屋に運び込んだ、レース中の食料はこの食料を含めて
1日4食朝、昼、夜、夜中の献立を考え内1食はカップラーメン
にして他の3食を考えてレース前までに3~4日分ずつ
分けてパッキングして積込むことになる、あと一週間で・・・

船に戻りキャビン、デッキの片付けをして最後にファイティング
フラッグを下ろして部屋に戻る
夕食のカレーライスを作って話をしながらみんなで食べる
2230睡魔に負けた

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by 3757kazekozo | 2009-06-30 23:30 | HIROSHIMA CUP '89

HIROSHIMA CUP '89

ちょうど20年前の今日(ローカルタイムで18日)
ハワイから広島に向けてのヨットレースがスタート

この年 '89 海と島の博覧会・ひろしま のイベントの一環で
太平洋戦争緒戦の地パールハーバーから終戦の地広島までの
メモリアルレースが開催されました

HIROSHIMA CUP '89 OCEAN YACHT RACE

縁あって先輩から”このレースに乗らないか ”と誘って戴き
憧れだった太平洋横断(全航程ではないのですが)の誘惑に
負けてクルーになりました
当然、2ヶ月間の長期休暇は認めてもらえず会社を辞める事に
どちらにしても後悔するならやりたい事を。と、思い、、、
でもダイビングの時と、これで2度目なので次は無いなって
自分に言い聞かせながら・・・

そして乗るヨットは '87 メルボルン大阪ダブルハンド
レースにオーナー自ら乗って優勝した”波切大王”というヨット
これまでイベントやレースに何度か乗ったことのある
全長16メートルの艇、それまで乗ったことのあるどのヨット
よりもはるかに大きく、そして速い艇です・・・

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で、何ゆえこんなことを書き始めたかというと
その時に書いた日記、と言うよりメモ帳をいずれ整理
しようと思いながら20年も経ってしまいこのままだと
何時まで経っても整理出来そうも無いので、ここでマトメる
ことにしました、たぶん時間は掛かると思いますが・・・

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by 3757kazekozo | 2009-06-19 18:31 | HIROSHIMA CUP '89
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趣味の日記


by 3757kazekozo
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